前回の「ECMAScript6を使うのは5年ぐらい時期尚早だった」が舌っ足らずで、はてぶでコメントがついていたので補足
trasuerを使えば後で移行できる・・・とは限らない
koba04さん
Traceur使ってES6で書いておくとそのまま移行出来るメリットはあると思う
確かに、全ブラウザがES6を実装するようになれば、Traceurを捨てて、 ES6で書いたソースを直接実行できるようになるかもしれません。しかしながら・・・
- 移行できるとしても数年先(その前に製品寿命が尽きる)
- 全ブラウザがES6を完全実装するとは限らない
- 「Traceurで生成したコードは動くのに、直接実行すると動かない!」が発生しそう。 少なくとも移行時にはテストが必要。
といった問題があるため、将来の移行可能性は、現実的にはES6のメリットにはならないと思います。
TypeScriptのメリットは薄い(うちの場合)
Jxckさん
Coffee or Traceur っていう振り方より、もう少し間に TS とか選択肢があった気もする。
vvakameさん
TypeScriptを使おう!!
おっしゃるとおり、TypeScript(Haxe, JSX, etc...)が抜けては片手落ちです。
我々がCoffeeScriptを選んだ最大の理由はTypeScript(等々)の経験者がいなかったから!!
後知恵で理由を付けるならば、今回作ろうとしているのは、Linuxベースのサーバー製品でJavaScriptはAngularJSでシンプルな管理画面を作るだけです。そのため・・・
- コードが小規模、classも多分作らないので、静的型のありがたみは薄い
- エンジニアもサーバーサイドが専門で、JavaScriptもAltJSも経験が少ないので、追加学習(静的型)は避けたい
- Visual Studioは使っていないので、TypeScriptのメリットの1つは享受できない
- CoffeeScriptは主要なAltJSのうちコードが一番短く書ける
といった理由で、うちの場合は、TypeScriptよりCoffeeScriptの方が良さそうだと思っています。